小上がりのリフォームで和風モダンと収納確保を両立しよう
和風モダンの部屋に仕上げたいというニーズが高まっていて、さまざまな和風モダンのデザインが生み出されてきました。小上がりのリフォームをして畳のスペースを作るのが典型的なもので、畳の美しさや快適さを楽しみつつ、上質な空間を演出できる点で人気になっています。
リビングの一角に小上がりを作るケースも多く、来客があったときの応接スペースとしても活用されています。リフォームをすればどんな部屋にも小上がりを作れるので、畳敷きにして和風モダンの部屋に仕上げることが可能です。
ただ、小上がりにするときには段差を作らなければなりません。段差を作ると部屋が少し狭くなった感じがすることがよくあります。今まではタンスを置いていたところの一部を小上がりにしたとすると、タンスの場所を動かさなければなりません。
適切な設置場所を部屋の中に確保できず、タンスの設置を諦めなければならない場合もあるでしょう。小上がりにスペースがあったとしても、段差を作って床を高くしたため、今まで使っていたタンスは天井に当たってしまって設置できないこともあります。
しかし、小上がりを上手に使えば新たに収納を確保することができます。収納場所がなくて困っているというときに、小上がりのリフォームが検討されることすらあるので、知っておくと良いポイントです。
小上がりを作ったときには、小上がりの床下が空白のスペースになります。このスペースを有効活用できるリフォームにすることで収納を確保することが可能です。例えば、小上がりの段差のところに長い引き出しを取り付ければ、小上がりの床下に引き出し式の収納を作ることができます。
また、一般的な床下収納のように小上がりの上に扉を付けて収納を確保する方法もあります。畳敷きにする場合には畳の下に扉を用意しなければならないと考えがちですが、畳ごと開けるように設計することも可能です。
リフォーム技術は向上しているので、小上がりを使えば和風モダンで収納力もある部屋を作り上げることができるのです。