深くて狭いリフォーム情報

軽いものが部屋にあふれているならば天井収納リフォーム

軽いものが部屋にあふれているならば天井収納リフォーム
年月とともに欲しいものを買ったり、家族の人数が増えていきますから、家の中にある家財道具の量は多くなります。大量にものが溢れてしまうと、生活をするスペースがなくなり不便です。

押入れやクローゼットといった収納スペースもすでに満杯になっているならば、天井収納リフォームで新たな収納スペースをつくってみましょう。これまで、とくに利用目的もなかったスペースが収納スペースになれば、多くのものを片付けられます。

レンタル倉庫などの外部サービスに頼むのと違い家の中ですから、好きなときにものの出し入れができるので便利です。


しかしながら、天井収納スペースを利用するときに注意しなければならないのは、重いものを置く場所にしてはいけないということ。その理由は、危険だからです。重いものを天井まで持っていくときに使えるのは人の手です。階段やはしごを使い天井までいくときに、重いものを抱えたままではバランスが取りにくく落下する恐れがあります。

もし、運悪くはしごや階段から落ちてしまったら、持っていたものの下敷きになることもあるでしょう。頭や心臓を強く打てば、命を落とす可能性さえあります。それは、天井収納からものを取り出すときにも言えることです。降りるときに重いものを持っていると、バランスを崩したときに踏ん張ることが難しいので転がり落ちてしまうでしょう。

あと、重いものを天井収納に入れるべきではないのは、家全体のバランスが悪くなることも理由です。日本は地震大国であり、いつ大きな揺れに見舞われるかわかりません。

揺れやすい家は、家の重心が上にある家です。重いものを天井に集めてしまうと、重心が上に移動して地震の被害が大きくなります。つまり、ものを出し入れするときのリスクと地震に対する備えを考えれば、天井収納リフォームをしたあとは、軽いものだけを収納しましょう。


家にある軽いものというと、洋服や布団などは時期外れになると収納スペースをとるだけですし、そこまで重量がないので天井収納には最適です。

他にも、いつ手に取るかわからないが捨てられない思い出のものは、天井で保管しておくと良いでしょう。しかし、これらの軽いものは、換気をしていないと湿度の高い梅雨などにカビが生えたり虫がわく恐れがあります。ですから、天井収納リフォームをするときには、自動換気システムあるいは換気扇の導入を検討しましょう。どちらにするかは、家の気密性や予算によって決まります。