洗面所と浴室の同時リフォームで得られる節約を含めたメリット
自宅の浴室をリフォームする場合に検討すべきポイントの一つが洗面所との同時交換です。同じタイミングでリフォームすることで得られる大きなメリットの一つに費用の節約があります。
注文住宅などでは異なるケースもありますが、通常浴室と隣接する場所に洗面所が設置されているケースが一般的です。リフォーム工事で支払う費用は工賃以外に業務に携わるスタッフの人件費なども含まれています。
それぞれ別のタイミングで行った場合、例え同じ業者に依頼をしても作業前の準備も含めて掛かる費用や期間は2倍です。需要の増加に伴ってライバル業者との差別化を図るために数ヶ所のパックリフォームなどお得なセットを用意している所も増えています。
パック料金は個別に頼んだ時よりもトータルの費用が安くなるように設定されているのが特徴です。こうしたサービスを利用して同じタイミングで行えば工期が短くなる上にトータルの費用も抑えられます。
統一感を出しやすいのもメリットの一つです。それぞれ別のタイミングで行うと新旧の設備の差がハッキリ確認出来るので古い設備の荒さが目立ってしまいます。
家族で使う分には気にならなくても来客が訪れた時に悪い印象を持たれかねません。また、先に済ませた方に新たに手を加えることが難しくなるのでイメージ通りに出来上がらないこともあります。
同時リフォームであれば1つの空間として作業が行えるのでイメージ通りに完成させやすいのが強みです。
自宅の設備は場所によって耐用年数が異なります。家族の人数や利用頻度で多少の違いが出るとはいえ、水回り関係の耐用年数は平均10年から15年です。
新築で購入をした場合、洗面所と浴室は寿命を迎えるタイミングがほぼ同じになります。見た目に問題はないという理由で片方だけリフォームを行ったら1年も経たないうちにもう一方が寿命を迎えたという事例は珍しくありません。同時に行えば次のタイミングも合わせられるので余裕を持って資金を準備することができます。
トイレリフォームでタンクレスを採用するメリット
家庭用トイレのリフォームで採用する人が増えているのがタンクレスタイプです。タンクレスタイプを採用するメリットの一つに手入れのしやすさがあります。
通常のトイレとは異なりタンクレスはおうとつのないシンプルな形状が特徴です。平面の面積が多いことで埃や汚れが停滞し難く掃除の効率化を図れます。排泄物を処理するトイレはこまめな掃除が基本です。
家事の手間を減らせるという点はタンクレスならではの魅力と言えます。
見た目の景観と広さの確保もメリットの一つに挙げられます。自身が設計する注文住宅では広さを自由に変えることはできますが、通常の物件ではトイレの面積は最小限に抑えられているのが実情です。トイレの狭さは限られた敷地面積で生活空間を広めに確保するための配慮と言われています。タンクレスは文字通りタンクの部分が取り除かれるので設置後の空間を広くできるのが強みです。
高さ30cm前後、奥行き10cm程度空間の確保が実現できるので目に目る形で広さを実感できます。シンプルな本体の形状で見た目の景観が良くなるのも大きなポイントです。
一般的なタンク付きのトイレは一度排水を行うと内部に水が溜まるまで待たなくてはいけません。水圧による違いはあるといえ、水道に直結されているタンクレスは水を溜める手間が省けるので連続使用ができます。家族での利用が重なりがちな朝の時間帯でも待つ必要がありません。
リフォームでタンクレスを採用するに当たって気を付けなくてはいけないのが水圧です。水道直結で水を流す仕組みになっているため、一定の水圧が確保されていないと詰まりなどのトラブルが起こりやすくなります。
戸建て住宅であればほぼ問題なく採用できますが、マンションの高層階のように水圧が不足しがちな家では導入できないケースも少なくありません。そのほか、排水時に流れる水で手を洗っている人はタンクが無くなることで新たな手洗い場の確保について考える必要があります。
ソーラーパネルの設置のリフォームをしたときの寿命やメンテナンスについて知っておこう
再生可能エネルギーについて興味を持った人や、災害対策や節電対策に関心がある人はソーラーパネルの設置をしようと考えることがしばしばあります。
オール電化の住宅にしたときには特に経済効果も大きいと言われていて、ソーラーパネルのリフォームも検討することが多いでしょう。企業でも社会貢献活動の一環としてソーラーパネルを導入したり、事業継続計画の中でソーラーパネルに着目したりするケースが増えてきています。
このようなソーラーパネルのリフォームでは太陽光発電による利益を得られるのが魅力で、自家消費をしていれば余剰分は売電することも可能です。固定価格買取制度がある影響で売電をするメリットも大きくなっています。
ただ、ソーラーパネルのリフォームをしたときにはソーラーパネルの寿命とメンテナンスについての考慮が必要です。ソーラーパネルは設置したら何十年も使い続けられるわけではありません。
太陽光に含まれる紫外線の影響によって劣化することも多く、風雨によって不具合が生じるケースもあります。電化製品なので寿命もあるのは確かで、メンテナンスをして良好な状態を保ち続けなければ長期的な利用はできません。
ソーラーパネルの寿命は製品によっても利用環境によっても違いがありますが、メンテナンスを適切におこなっていたとしても15年から20年程度というのが一般的です。10年くらいで発電効率が大きく低下してしまうこともあります。メンテナンスには点検が必要なので、ソーラーパネルに詳しい業者のエンジニアに依頼して対応してもらうことが必要になります。
メンテナンスを依頼すると費用がかかるため、利益を得たいと考えてソーラーパネルのリフォームをするときには注意しなければならないでしょう。ソーラーパネルのリフォームを依頼した業者によっては定期的な点検とメンテナンスがパッケージになっていることもあります。
ソーラーパネルの寿命を長くするためにも、リフォーム時点でメンテナンスについてよく考えて計画を立てましょう。